COLUM

機械式駐車場問題を考える

第33回:モーター交換の周期って?機械式駐車場の修理工事にまつわる話

モーターは故障がない限り10年〜20年で交換する部品ではない

前回のコラム「第32回:その部品交換必要?機械式駐車場の修理工事にまつわる話」に引き続き、今回のコラムも機械式駐車場の部品交換の必要性についてご紹介致します。 今回はモーターの交換の頻度と必要性について詳しく解説します。
 
二・多段式機械式駐車場のモーターは「ブレーキ付きギヤードモーター」と呼ばれるモーターを使用しています。
 
【ブレーキ付きギヤードモーター】


 


モーターの耐用年数は?
モーターの寿命・耐用年数は、仕様書に記載されていませんが、10000時間以上となっています。(株式会社ニッセイ東京営業所談より)
 
横行モーター
横行モーターは1日20回20秒稼働とすると、
20×20秒=400秒/60秒=6.6分
 
10000時間/6.6分/60分×365日=246年以上
 
昇降モーター
昇降モーターは1日3回1日3回入出庫すると
6回×90秒=540秒/60秒=9分
10000時間/9分/60分×365日=182年以上
 
上記の想定でモーターの寿命を考えると壊れるのは現地組み付けの芯があってない場合等が考えられます。
機械式駐車場の設置場所が屋内であればモーターの外枠が腐食することもなく、屋外設置に比べて当面交換する必要がないことがわかります。
 
今回のコラムでは、モーターの交換工事について、解説しました。
その他の機械式駐車場の部品「チェーン」、「リミットスイッチ」、「落下防止装置」の交換工事(修理工事)については「第32回:その部品交換必要?機械式駐車場の修理工事にまつわる話」で詳しく解説しておりますので是非そちらもご参照ください。
 
また、耐用年数など定期周期による交換に囚われない、整備管理方式「信頼性管理方式」については詳しくは第35回コラムをご参照ください。
 
第35回:信頼性管理方式を用いた長期修繕計画
 
一級建築士・機械式駐車場開発者
野村恭三