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機械式駐車場問題を考える

第17回:機械式駐車場廃止後の「跡地活用」について考える

機械式駐車場撤去・平面化後の跡地の有効利用とは

皆さん、こんにちは。  
今回のコラムは、2018年9月15日に行われた、東京都マンション管理士会たまむさしの支部で講演した内容、「機械式駐車場撤去・平面化後の跡地活用」についてお話ししたいと思います。
 
今回の講演を通じて強く感じたのはマンションにおける機械式駐車場の駐車場としての役割が失われつつある。そして、機械式駐車場問題は、「高額な維持・修繕費がかかる金食い虫の厄介者」から、「機械式駐車場撤去後の跡地の利用」について移行しつつあるという点です。つまり、「機械式駐車場撤去後の有効利用」が、今日の機械式駐車場問題のメインテーマになりつつあります。
第5回コラムでは「地下スペースの有効活用〜採光と換気〜」について紹介しておりますのでご参照ください)
 
確かに今年に入ってから私たちのところにも、機械式駐車場撤去後の有効活用方法についての問い合わせが急増しています。しかし、機械式駐車場撤去後の有効活用方法については、各現場を建築基準法等の法律と照らし合わせ検証していかなければなりません。ここで重要になるのは、マンション管理組合の方々が「機械式駐車場跡地をどのように使って行きたいか?」というビジョンを描くことが大変重要になります。ここで将来跡地の有効利用を軽視し、建築基準法を無視した安価で劣悪な工法を選択してしまうと、貴重なマンションの空きスペースをなくすだけでなく、マンションの価値を損なう結果に導いてしまうかもしれません。そのためにも機械式駐車場撤去・平面化を選定する際は「跡地の利用像」を念頭に入れて置くことは必要です。
 
現在私たちは、機械式駐車場跡地の有効利用方の新プロジェクトが進行中です。このプロジェクトが将来、機械式駐車場跡地の有効利用について少しでも皆さまのヒント、お役に立てるのであれば、機械式駐車場市場に長年従事してきた者として、大変嬉しい限りです。機械式駐車場跡地の有効利用の情報については今後、随時更新して参ります。

<写真>…2018.9.15東京都マンション管理士会たまむさしの支部で講演の様子



 
一級建築士・機械式駐車場開発者 代表取締役社長 野村恭三