COLUM

機械式駐車場問題を考える

第1回:埋め戻しの危険性

埋め戻しの土砂は、コンクリートピットの設計荷重の10倍!

機械式駐車場解体・撤去・平面化工事における埋め戻し工法の危険性について

現在、不要になった機械式立体駐車設備を撤去したピットを埋めることがよく行われていますが、
ピットは土ではなく独立した構造体です。  
例えば、3連ピット3段の駐車設備のピットは車9台分で車重を2トンとすると18トン。駐車設備重量9トン計約30トン程度の強度に耐えうるピット構造体です。
 
仮に土で埋め戻すと土の重量を2トン/㎥とすると
2トン×幅7.5m×奥行5.5m×深さ3.8m=313トン
約300トンつまり10倍の荷重がピット構造体にかかる訳です。

<埋め戻しの様子>


 
表に出ていないが、ピットを埋め戻した現場で陥没の事故が現実にあっています。
 
屋内駐車設備撤去後、いくつかのピットを埋め戻すと、そのままマンション建築物に1000トンレベルの負荷がかかります。
これで地震がきたら1000トンレベルの土が建築物内で暴れると思うと恐怖です。
 
私も建築士としても事故が表にでて、建築業界がまたイヤな思いをするのは御免です。


一級建築士・機械式駐車場開発者(代表取締役社長)
野村恭三